
普段飲んでいるコーヒーの淹れ方に少し気をつけて、おいしく淹れてみましょう。
ドリップコーヒーを例にとってみると、様々な要素がありますよね。焙煎度合い、豆の挽き方、豆の量、お湯の温度、注ぐスピード(ドリッパーによっても)、注ぐ回数などなど。
多くの要素によってコーヒーの味は変化するので、「これがコーヒーの醍醐味だ!」と思う方がいる一方で、「コーヒーってなんだか難しいな」と思う方もいると思います。
今回はお手軽で気軽に美味しく飲めるコーヒーツールの「ワンドリップコーヒー」を紹介したいと思います。

ワンドリップコーヒーとは、簡単にいうとお湯を注げばすぐできる、1杯分のコーヒーが小分けに包装されているものをイメージしてもらえば良いと思います。
ワンドリップはすでに豆が挽かれた状態で、豆(粉)量もわかっていて、コーヒーの味を左右する要素が減るため、ハードルが高くなく淹れることができる商品形態だと思います。
気をつけることは主に2つ!1つ目は、「注ぐお湯の量を守るべし」。2つ目は「一度に注がず、何度か(3回くらい)に分散させて注ぐべし」するとおいしいコーヒーが淹れられるはずです。
まず1つ目の「注ぐお湯の量を守るべし」についてです。メーカーによってドリップパックに入っている粉量は7〜12gと異なっています。なので単純にg数が異なるものに同じお湯量を注ぐと「味が薄い〜濃い」出来具合になります。まずはスケールを用意したうえで、商品に掲載されているおすすめの量を注ぎ、慣れてきたらお好みの加減に調整するのが良いと思います。(同じカップを使っていれば大体目分量で淹れられるようになりますね)
2つ目の「一度に注がず、何度か(3回くらい)に分散させて注ぐべし」をすることで、味に立体感を出すことができます。立体感とは?と思う方もいるかと思いますが、これによってコーヒーの様々な味の要素を引き出すことができるようになります。少し説明すると、お湯を粉に通せば通すほど粉から出てくる成分は減少していきます。また、お湯を一気に注ぐと抽出スピードもその分早くなります。一方、ドリップの前半、中盤、後半それぞれの段階に分けて一度に注ぐよりも弱い圧力で抽出することで段階に応じた味を引き出すことができます。
ぜひお試ししてみてください